セックスレス

セックスレス、不妊症、セックスへの恐怖心、男性恐怖症、
女性恐怖症などは心理療法としてヒプノセラピーを活用することで
改善できるケースがあります。

心理療法から見たセックスレスの原因と改善策

セックスレスをひきおこす原因には、
いろいろなものがあります。
その中でも、心理療法としてのヒプノセラピー(催眠療法)で
改善する可能性高いものとして

①心理的原因による性的不感症に由来するセックスレス

②パートナーへの異性としての愛情の欠乏に由来するセックスレス が
比較的多くみられます。

いずれの場合もヒプノセラピーが効果的です。 セラピーでは、
まずカウンセリングによって現状の問題点を確認します。

そして性的不感症を生み出している心理的原因を催眠によって探ります。
催眠によりトランス状態(変性意識)に入ると、多くの場合、
自分の問題点の本質を的確に認識することができます。

問題の原因がわかったら、これを催眠暗示療法によって癒やしていきます。
効果的に暗示が作用するためには、退行催眠といって
記憶を問題の最初の発端となった過去へさかのぼらせ、
それを客観的な目で見ていくということを行います。

催眠状態のクライアントさんはセラピストの助けを借りながら
問題にむきあい、それを癒やし肯定的な認識へと変換していきます。
そして成功体験のイメージ療法で、
肯定的暗示を潜在意識に定着させていきます。

②の場合、パートナーへの異性としての愛情を復活させるために、
過去の記憶、未来の記憶の中でのパートナーとのかかわりを見つめることで、
愛情やときめきを取り戻すというセラピーを行います。

このセラピーは人間関係のきずなを呼び覚ますため、
夫婦間の愛情を回復させるだけではなく、
親子、兄弟などの関係修復にも効果的です。

なお、催眠状態に入っても、ほとんどの方は自分の意識が目覚めているので、
催眠状態での体験をしっかりと記憶していますし、それによって
現実生活に変化をもたらすことが可能です。

また、催眠状態でも自分の意志に反する言動をすることはありえません。
セラピーはリラックスした瞑想状態をイメージして頂ければ良いと思います。

セックスへの恐怖心

セックスへの恐怖心は、異性への恐怖心から生じます。
原因が明らかでないケースも多いですが、レイプや性的いたずらによる
トラウマによって生じるものも多く、解決方法としてヒプノセラピーが有効です。

問題となった記憶へ催眠状態でアプローチし、
セラピストの誘導でそのトラウマを癒やしていきます。
トラウマを生じた記憶を思い出すことが潜在意識にブロックされる場合もあります。

心的外傷が大きい場合にこのようなことが起こります。
このようなケースでは、生まれる前の記憶という形で、
問題にアプローチしていく方法をとります。

投影されたエピソードを客観的に見ながら癒やしと
肯定的認識への変換を行います。
多くのトラウマはこのセラピーで解決していくことができます。

恐怖心の原因を癒やして解決できたら、さらに成功体験の肯定的イメージを
潜在意識に催眠暗示していきます。

催眠状態での暗示は、潜在意識の深いところに届くため、
思考や行動の変容を起こすことができます。
なお、催眠では本人の意に反する暗示をいれることはできません。
意に反する指示にはまったく反応しないか催眠から一瞬で覚めてしまいます。

このため、まず恐怖心の原因を探り、解除していくことが重要です。
ヒプノセラピーではない通常のカウンセリングの場合、
顕在意識(普段めざめている意識)を介して
行うので何回も受ける必要があります。

これに対し、催眠状態で潜在意識の領域に暗示を入れるヒプノセラピーは、
思考や行動の変容を起こしやすいので、効果が早く出るのです。

男性恐怖症

男性恐怖症、女性恐怖症などの異性への恐れは、
過去に経験した原因となる出来事が
トラウマとなっています。

トラウマの解決には、ヒプノセラピー(催眠療法)が有効です。
催眠状態で潜在意識に働きかけることで、
心のブレーキを外していくことができます。

催眠状態に誘導し、原因となったエピソードを再体験しながら、
その感情を癒やし、肯定的な認識への変換を行います。

そして成功体験のイメージを催眠暗示して、思考と行動を変容させていきます。
潜在意識の中に恐怖心があると、恐れているものを
また引き寄せてしまうため、ヒプノセラピーでその恐怖心の原因を
探って解除していきます。

潜在意識の中に恐れがなくなり、肯定的な成功体験のイメージを
催眠暗示として入れていくことで、 肯定的な現実が引き寄せられていくのです。

不妊症

不妊は、

①生殖器の器質的異常に由来する不妊症

②心理的原因による不妊症の二つのいずれかによって起こります。

器質的異常とは、子宮や卵巣の機能の異常、
精巣や精子の機能の異常が原因になって起こるもので、
医学的治療の対象です。

しかし、病院で検査を受けても原因不明といわれることも多いです。
原因不明とは、不妊を引き起こす明らかな器質的原因が
見つからなかったという意味です。

こうしたケースでは、心理的原因が不妊を引き起こしていることがあります。
また冷え性や体力不足などの生活上の工夫で改善できる体質改善が
必要な場合もあります。

ヒプノセラピー(催眠療法)は、器質的原因の見当たらない不妊に
効果があります。催眠状態で不妊になっている原因を探って
その解決方法を見つけ出します。

ヒプノセラピーに、インナードクター(内なる医師)療法という
テクニックがあります。
これは催眠状態でインナードクター(内なる医師)に対面し、
無事に妊娠、 出産するための方法を教えてもらうものです。

インナードクターは、サブパーソナリティ(副人格)の一種で、
潜在意識の中に住んでいる存在です。

こうしたテクニックが可能なのは、
潜在意識には無限の問題処理能力があるためです。
ヒプノセラピーで普段は眠った状態になっている潜在意識の問題処理能力を
活性化させることができます。

こうして潜在意識の助けを借りて、無事に妊娠、 出産するための
日常生活での養生方法や生活習慣の改善点などを
明らかにしていくことができるのです。

また、未来の成功体験のイメージを潜在意識に植えつけていきます。
潜在意識の中に入った肯定的暗示(子宝に恵まれたイメージ)は、
その現実を引き寄せるのを早めてくれます。

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