他人のあら探しをやめる~闘争的世界観からの解放

我々は他人を見る時にその悪いところを見てしまうことがあります。そこに焦点を当てると、その人の悪いところが拡大して見えるため、ますますその人が悪い人に見えてくるのです。人生をまるで闘いの場であるかのように捉えてしまうと、必死で敵のあら探しをしなければならなくなります。

人生に敵を作り出していないか

人生に押し寄せてくるいろいろなものに、負けないように抵抗しなければならない意識になってしまうのです。本当は人生で何かと闘う必要なんて無いのです。それでも闘わなければならないとしたら、それは、「人生とは闘いだ」と信じているからそうなっているだけです。相手の良いところに目を向けることに意欲的になってみましょう。相手を敵だと見なすのをやめるのです。私たちが敵だと見なさない限り、敵は存在しません。敵だと見なした瞬間から、その人が敵になるのです。敵を作り出しているのは、私たち自身です。他人を敵や悪者にしようと無意識に思うと、誰かが自分を不当に扱い、そのせいで望む結果を作り出すことができなかったという物語を作り上げ、他人が悪者であることを証明しようとするのです。

被害者を演じるのをやめる

被害者であることを演じていると、それを証明するために自分をダメにする何かに取り組まなければならず、それを止めない限り、最終的に自分をダメにしてしまいます。他人を悪者にしようとするあまり、誰かや何かに対して、文句や不平や不満を言ってしまうと、言えば言うほど、人は成功の自信を失います。実は誰かに文句を言っている時の我々は、「望むものを手に入れないこと」を潜在意識で選択しているのです。それを手にする価値が己にあると信じられないので、文句を言うことでそれが手に入らないようにしているのです。この傾向がある人は、権威との葛藤を持っています。上司や権威者が言うことに腹が立ちやすいなどがそうです。これは、幼児期の父親(父親代わりの権威)との関係が原因で、この葛藤を癒すには父親や母親に抱いた未解決の感情を完了させなければなりません。

潜在意識と対人関係

【質問】「仕事をしても、いつも失敗ばかり。上司から注意を受けてばかり。ののしられてしまったこともあり、落ち込みます。それで仕事をすることが怖くなってしまいました。」【回答】このような人はどう考えるべきなのでしょうか?人は、自分の得意な分野を仕事にすることがもっとも大切です。誰でも、自分にとって得意な分野があります。掃除が得意であったり、接客が得意であったり、人の話を上手に聞けたり、何かを上手に説明できたり、それぞれ得意分野があります。社会において、それぞれの人が自分の得意分野で貢献すれば、それがお互いの助けあいになります。それが働くことの意味です。「はた」を「らく」にするから「はたらく」です。

適性のある分野で自分を伸ばすことは重要

まず、自分の得意分野、適性を最初に考えてみましょう。世の中にまったくの無能な人間というのはありえません。過去を振り返れば、必ず自分の適性、得意なことが見出せます。それを仕事にすることができないかを考えてみましょう。そういう分野を探して応募することは社会貢献でもあります。そして、いったん働き出したら、松尾芭蕉の言った「われ、無芸無能にしてこの道に通ず」という言葉を支えにしてみることをおすすめします。どのような分野においても、仕事に習熟するには時間が必要な場合もあります。無芸無能つまり、ほかに何も能力も才能もないけれど、この道を信じて、ひたすら進んでいくことで、やがて、できないこともできるようになったという成長の仕方です。つまり、怒られても、叱られても、注意されても、それを乗り越えて、成長していく「心の強さ」を持つようにするのです。それは得意な仕事や好きな仕事であるならば、できるのではないでしょうか。

貧弱な心である限り心が成熟した人になれない

心が成熟すれば、誹謗中傷でも自分の糧として成長できるようになるでしょう。他者からの評価のために働かず自分を磨くために働く世界観を持つことです。その心のバネを会得していこうと考えてみてください。ちょっと注意されたり非難されるとすぐにへこむのは、本当はプライドが高すぎるということなのかもしれません。プライドが高すぎるので、人に注意されたくないのかもしれません。その傲慢な心を捨てて、謙虚に学ぶ人になるなら、成長も加速されるでしょう。注意されたら、そこから謙虚に学ぶ人であれば、へこんでいるヒマはありません。落ち込んでいるヒマはありません。注意されたり、欠点を指摘されたら、素直にそれを改めていこうという心は大切ではないでしょうか。謙虚な向上心は、魂の美徳です。そして、仕事とは魂の学びです。誰でも、得意な分野であれば楽しみながら働けるものです。自分の得意分野がたとえば、単純な組み立てや、整理整頓や清掃などの黙々と作業する事だとしたら、その分野で就職活動すれば成功しやすいはずですし、人とのコミュニケーションが得意なのであれば、接客業などの分野で活動することで成功しやすいでしょう。今は、事情で家にいる人でも、内職やパソコンの仕事もあり、なんらかの社会貢献ができる時代になってきています。自分を適材適所に配置すれば、世のために徳が積めるので、その徳分により幸運がめぐってきて、理想実現などの喜びが授かって幸せな人生が開けていきます。

自分が幸せになるためには、誰かを幸せにする

仕事で人のためにつくすことで、誰かの幸せに貢献しています。それがそのまま自分に戻ってくるのです。仕事に限らず「中途挫折の悪癖」は改めるほうがいいでしょう。それには信仰心つまり「貫く精神」が不可欠でしょう。人間は失敗するのが当たり前なのだと悟ることが大切です。すぐに落ち込む性質の人というのは、「こうなりたい」⇒「ならなかった」⇒「落ち込む」の繰り返しです。謙虚で素直な心を持つ人の場合はこうはなりません。「こうなりたい」⇒「ならなかった」ここまでは同じですがその後が違うのです。思い通りにならなかった原因を探り、自分に足りなかったところを見つけようとします。そこを軌道修正して再チャレンジするのです。謙虚に学ぶ人であればこうなります。「誰でも最初は色々間違えるものだ。でもそこから学び取ることで成長するんだ。」成功できない理由とは、自分の欲する成果と、自分の努力の中身とのズレがあっただけです。最初からうまく行く人などいないということを悟り、ズレをあるがままに認めれば良いのです。認めることができないから「なぜこんなことになるかわからない」と言ってみたり、「自分にはできない」と感じてしまうのです。最初からうまくいくのが当たり前だという思い込みがあり、そうならないから落ち込むのです。これは傲慢で自信過剰といえます。「うまくいくはずの自分がうまくいかなかった」そう考えるから落ち込むのです。謙虚で素直な人は、そうは考えません。「最初からうまくはいかないことも多い」という前提で行動します。毎日毎日、うまくいく為に軌道修正を繰り返すだけです。その状態のときに、心は明るく、前向きです。夢と希望があるので幸福感に満ちています。

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