薬を使わない

薬を使わないでも病気は治る

ハーバード大学医学部が行った研究にこのようなものがあります。
ある疾患の患者のグループを集めて、鍼灸治療をすると説明しました。

その鍼灸治療は実は偽者であり、実際には針は刺さず、灸もしません。
偽の針を皮膚に当てるだけで経穴もツボもでたらめです。

そうやっておいて、患者を二つのグループにわけたのです。
半数の患者には、鍼灸治療をしている最中、ずっとやさしく話しかけ、
温かく接して、心のケアをしっかりと行ったのです。

そして、もう半数の患者には、事務的で無口に対応し、流れ作業的に
鍼灸治療を行って施術を終えました。所要時間などは同じです。

そうすると、心のケアをしたグループでは、なんと症状が改善したと
患者は主張したのです。
それは市販薬を飲ませるのと同等の改善でした。

一方、心のケアを無視したほうのグループには何の改善もなかったのです。
このことが何を意味するのか、もう、明らかだと思います。

病気の改善には心のケアが不可欠であり、逆にいえば、
心のケアが完全にできれば、
薬を使わないでも病気は治るということなのです。

今回の研究においても、薬を使わないで、そして針治療もニセモノでした。
つまり、完全に心のケアの有無が結果を分けたのです。

この研究では過敏性腸症候群の患者を対象にしたものですが、
この原則はすべての病気に当てはまります。

もちろん、メンタル系の疾患であれば、それ以上にこの原則は適合するのです。
つまり、心の建て直しをしなければ、うつ病や双極性障害や
パニック障害は完治しないし、

心の問題をきちんとケアできるなら、
薬を使わないで、完治させられるということです。

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