認知とは受け止め方の工夫

認知行動療法が知られるようになり、「認知」という 言葉が普及しました。
もちろん認知症という病名もあります。
そもそも、認知というのは、外界の事物や体験の受け止め方です。
物事をどのように受け止め、どう解釈するかというのが、認知です。

その認知の歪みを除去して健全化するのが認知行動療法なのです。
人には大きく分けると、二つのタイプがあります。
一つは、不幸と不運の苦しみをなんとも思わず、
明るく前向きに生きている人。

このタイプは困難や苦しみはあっても、少しずつでもそれが 解決したり、
軽減したり、よくなっていく流れの中にいることが 多いでしょう。
もう一つは、苦しみや不幸によって認知がゆがみ、 自己への無力感や、
悲観的な予言や、被害者的な受け取り方に 陥っているというものです。

こうなると、相手から保護や援助をむさぼりとろうとすることに
必死になったり、一日中、愚痴と不平と不満ばかり言って暮らすなど、
メンタル疾患にかかりやすい精神状態になります。

このタイプは環境はいっこうに改善されず、どんどん、
症状が悪化することになります。
すべてはその人の「意識のあり方」が決定しています。

明るく前向きで感謝して生きることができる認知を育てれば
さまざまなメンタル疾患が改善していきます。
暗くて後ろ向きで恨んでおり、自分の価値を否定している限り、
いつまでも薬を飲み続けることにもなってしまいます。

心理療法で、受け止め方の悪癖を修正することが、本当の治癒を もたらすのです。

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