アファメーションと催眠療法

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催眠におけるトランス状態

トランス状態とは特別な状態ではありません。ふだん、私達が日常的に出入りしている意識状態です。具体的には、学生が午後の授業で眠気が強くなり頭がボーっとしてる状態はトランス状態です。通勤電車に乗って座っている時に揺られているうちに、うとうとしてきているが完全に眠っていない状態、これもトランス状態です。ゲームや映画や小説、漫画に没頭して我を忘れている状態、これもトランス状態です。例をあげた意識状態をイメージしてください。誰でもなれるものだとわかります。『守護霊さんとお話して幸せになるCDブック』の音声教材を上手に使うには、寝る前、居眠りしそうに眠い時、を狙って、はじめは使ってみてください。そのまま眠ってしまっても大丈夫です。それで練習して慣れると、上手に意識が入れるようになるので、しっかりと目が覚めている時にやると、うまくイメージを見れるようになります。

アファメーションは自分への幸運予告

アファメーションという言葉、聞いたことがありますか?「私は幸せになる資格がある」「私は美しくなる資格がある」「私は豊かになる資格がある」このようなプラスの思いこみを宣言する方法です。潜在意識というものが誰にも備わっていて、これは無限に近い可能性をもつ財産です。潜在意識を正しく運用すると生きていくのがとても楽になり、願望や理想は少しずつ実現して幸せな人生が創造できます。自己暗示と同じ意味なんですが、「宣言する」要素が含まれます。自分への「幸運予告」自分への「幸運宣言」というようなニュアンスがあります。実際には、自分への「不運予告」や「不幸宣言」をしてしまっている人があまりにも多いのです。言ったことや書いたことはすべて潜在意識というもう一人の自分も聞いていますし、受け取っています。それを受け取ると潜在意識は、無意識の領域であなたに関与していくので、次第に言ったとおりになっていくのです。

表現の工夫、言い方の工夫は大切

潜在意識がプラスの作用をしやすくなるように、自分の言葉を発するようにしていくと良いです。今が「すでに良い」と言えないときは「次第に良くなる」と進行形で宣言すると効果的です。この表現には「きっとよくなるに違いない」という希望の光が宿っているのです。心の闇を照らす希望の光です。 すべては言葉からです。言葉が想念を呼び覚まし、言葉がイメージをわきあがらせ、言葉が感情を引き出します。ですから、まず、言葉を良いものにしましょう。言葉が明るく、前向きになるように。否定的な言葉も、うまく言い換えることができます。悪いものがあるなら、もっとよくなるように。問題があるなら、それがうまく解決するように。表現の工夫。それは運命創造の工夫です。一番大切な努力の一つです。

言葉の薬で心の病気を治す方法

賢者、偉人、成功者の残した言葉に隠されたヒントは多いです。「賢者は己の心の主人になり、愚者は奴隷になる」古代ローマの劇作家プブリリウス・シルス

「私たちの最大の弱点は諦めることにある。成功するのに最も確実な方法は、常にもう一回だけ試してみることだ。」「あなたが普段行っている方法よりも、もっとよい方法がかならず存在している。それを見つけなさい。」
「ほとんどの人の弱点は、ほんの1、2回の失敗でやめてしまうことなんだ。わたしは自分が求めるものを手に入れるまで、決してあきらめるようなことはしない。」「なぜ成功しない人がいるかというと、それは考える努力をしないからだ。」トーマス・エジソン

「人間はね、思いどおりのことをするんです自分の思ったことが自分の人生になるつらいと言って暗い顔をしていたら、それまでの人生つらさを受けとめながらも明るく振る舞うことで人生を楽しい色にできる」加山雄三

「20歳だろうが80歳だろうが、とにかく学ぶことをやめてしまったものは
老人である素直に学び続ける者は、みな若い人生において一番大切なことは
素直に頭を若く保つことだ」ヘンリー・フォード

「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています」イチロー

この思考パターンは捨てよう

病気を治すためにはこの思考癖をやめることが大切です。自分という器にいっぱい「観念」(思い込み)がはいっていれば、その器に新しいものが入らないのです。「我を捨てて新しく生まれ変わる」成功や自己実現のもっとも重要な極意です。一度、すべて己の価値観を捨てて、成功者の価値観を素直に受け取るぐらいでないと、運命の根本改善は難しいのです。他をとがめず、己の不明を恥じ、己を咎め、反省して改めるとき、新しい自分が生まれます。頭でわかるのと、意識的に実行できるのと、無意識にまでそれが身につくのと、わかるといっても三段階あります。自分が正しく、相手に落ち度がある、相手が悪い、という他者への責任転嫁の考えでは「自由」はありません。すべては周囲の誰かに規定される「不自由な人生」です。これに対して、すべて自己責任で自分で自分の責任をとり、他者は一切責めないとき、その人は「自由」です。誰でもない自分が自分の人生を自由に作れるのです。「~してくれない」「~された」と他者を非難し、責めることを一切やめて、自分に何が足りなかったか、自分がどうすればよりよかったか、と、自分の至らなさを反省することです。「~してくれない」「~された」という被害者の思考パターンをやめるということです。頑張ってるときに、水を差されたら、どうしますか?そこで、くさってしまいますか?それなら、運命は変えられないです。「天の将に大任を是の人に降ろさんとするや必ず先ずその心志を苦しむ」(孟子)明治維新のころ、この言葉は、武士達の常識でした。大きな使命があればあるほど、それを妨げるかのような試練が降りかかるのだと、彼らは考えました。だから、いっそう、強い決意で、理想実現に燃えたのです。

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