二分思考からの脱却が心の苦しみを救う

パーソナリティ障害

弁証法的行動療法が人格障害や愛着障害
そして発達障害の克服に有効であるということがわかり、

認知行動療法と並んで、心理療法の有力な手段として、
活用されつつあります。

その骨子は二分思考の克服にあります。
二分思考つまり二分法的認知が激しくなると心が苦しくなります。

つまり物事をすぐに白か黒か、善か悪か、正か邪か、
成功か失敗かといった二つに分類していくと、
苦しみが増えるのです。

人間関係においても単純に周囲の人を敵味方に分けてしまう
とい極端さを出てくるとかなり生きにくさを抱えます。
人間関係が破綻しやすくなるのです。

人格障害がなくても、愛着障害の傾向があれば、
この二分思考の要素がどこかにあるでしょう。

また、発達障害の人の多くもその傾向を持ち、
対人関係がうまく構築できない一つの要因になります。

この弁証法的行動療法は、リネハンが東洋の禅の思想を学んで
考案したといわれています。

つまりその淵源はインド哲学にあるということになります。
唐の時代に禅を日本に伝えたのは栄西と道元ですが、
その中国にはインドの達磨大使が禅をもたらしたのです。

そして、このインド哲学の大きな影響を受けたのが
ドイツの哲学者、ショーペンハウエルでした。

彼が完成させた哲学の思想は、善や悪といったものは、
実体は一つのものの別の側面に過ぎないという視点が
中心となっていました。

相反するように見えてもその元は一つであり、
心の苦しみから逃れるためには、二律背反の原理に惑わされず、
それを自分を高める機会として利用するように説いたのです。

これはまさに、二分思考からの脱却を説いた
哲学であるといえるでしょう。

そのショーペンハウエルもまたインド哲学などの
東洋思想を学んで、自身の思想を完成させたのです。

そう考えると、禅を学べる機会のある日本人は非常に
恵まれているといえるでしょう。

すべての物事は「途中」です。
完成や理想というゴールにむかう「途中」です。

そこには「混沌」とした状態があります。
空模様にたとえるならば、いつも晴天で雲ひとつないのが
常の姿であるとは限りません。

そんな晴天も時にはありますが、ほとんどは
雲がたくさんあったり、曇天や雨降りなのです。

そんな中でも、自分を明るく楽しませ、生きることを
喜びにしていける心の受け取り方の工夫が大切です。

自分の心を幸せにするのも不幸にするのも自分の考え方
一つです。

問題があっても、抱えているものがあっても、
そのままで幸せに前に進んでいける自分を育てましょう。
その状態で、幸せを感じられるようになりましょう。

催眠療法はそんな自己を育ててくれます。
絶対にどんどんすばらしくなると確信し、
希望を持っていられるようになれば、心は明るく前向きでいられます。

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