負の思いこみを解除して新しい人生を創造する

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【質問】仕事で上司から叱られてばかりで仕事をしても、いつも失敗ばかり。上司から注意を受けてばかり。ののしられてしまったこともあり、落ち込みます。それで仕事をすることが怖くなってしまいました。
【回答】自分の得意な分野を仕事にすることがもっとも大切です。誰でも、自分にとって得意な分野があります。掃除が得意であったり、接客が得意であったり、人の話を上手に聞けたり、何かを上手に説明できたり、人にはそれぞれ得意分野があります。

自分の適性に合った仕事をまず見つけること

社会において、それぞれの人間が自分の得意分野で貢献すれば、それがお互いの助けあいになります。それが働くことの意味です。「はた」を「らく」にするから「はたらく」です。まず、自分の得意分野、適性を最初に考えるべきです。世の中にまったくの無能人間というのはありえません。過去を振り返れば、必ず自分の適性、得意なことが見出せます。それを仕事にすべきです。そういう分野を探して応募することが社会貢献です。そして、いったん働き出したら、松尾芭蕉の言った「われ、無芸無能にしてこの道に通ず」という言葉を支えにしなければなりません。無芸無能つまり、ほかに何も能力も才能もないけれど、この道を信じて、ひたすら進んでいくことで、やがて、できないこともできるようになったという成長の仕方です。つまり、怒られても、叱られても、注意されても、それを乗り越えて、成長していく「心の強さ」を持つべきです。これが魂のバネといえるものであり、わたし達が修練していくべき心の要素でもあるのです。忍耐という表現でも良いですが、希望をもって乗り越える心です。

孤独の苦しみを癒すには

【質問】人間関係で、付き合いづらさを感じたら避けている方です。人付き合いがうまいとは思いません。私の人間関係は最小限です。私の悩みは、経済的不安を除けば、人間関係を絶ったことでの孤独です。真剣によき友を得たいと思っています。今の状況が苦しいです。 
【回答】悪い縁を断ち切り、良い縁とつながる。それが幸せになるうえで大切なのですが、今までは、断ち切ることが主になっていたようですね。新しい縁とつながる努力を始めてみましょう。新しい人間関係では、活き活きと幸せになるかもしれません。新しい人間関係をつくるには、出会える場所に参加しないと始まりません。仕事や習い事や人の集まりの場に新しく出かけることです。古きを捨てて新しきを取るということですが、その新しきを取る努力が足りていません。そこに目をむけることが大切です。過去のことをくよくよ考えると、また同じものを引き寄せてしまいます。認知の歪みのひとつ、過度の一般化というものです。つまり、わずかな経験値をもとに、それがすべてであると決めつける過ちを犯しています。

過去の状況が未来にも繰り返されるとは限らない

過去のことはもうすんだときっぱりと切りかえて、新しい人の縁を結ぶための行動をしましょう。そこから開運の端緒が開けてきます。縁を切るだけで新しい縁をつくる努力をしないのであれば、情報や幸運が入り込んでくる入り口がなくなってしまいます。新しいコミュニティに参加することは勇気がいることです。しかし、それをしなければ変化は訪れません。できない理由を探すことをやめましょう。どうすればできるか考えましょう。できることから行動に移しましょう。そうすれば、運勢は変わってきます。できないと決め付けたり、できない理由を数え上げることはやめましょう。それよりも、どうしたらできるか、どのような方法でなら可能か、そこに意識をむけてください。苦しかったり孤独感があるのは、前に進むその努力に欠けるために新しい運気がめぐり来たらないのが原因です。

開運のカギは報恩感謝にあります

感謝できることをみつけ、今、与えられているものにまず感謝しましょう。不平不満、不足ばかり言葉にしていると、そこには感謝が生まれません。できたこと、なしえたことを見つめ、今あるものに感謝するところから始めてください。そこから、感謝を土台に自分を磨いていく世界にはいりましょう。第一歩は、新しい場に自分を連れて行くことです。そこから、新しい流れが始まります。今、明るく前向きで感謝して努力をしているなら、それが未来につながって、開運や幸福となって現実化します。しかし今、過去を悔やんで、愚痴や不平不満を思い、後ろ向きになって、苦しい苦しいといっているのならば、それが未来につながって、相変わらず苦しい毎日が現実化します。だから、切りかえをしなければならないのです。悪い部分、暗い部分に目を向けることをやめて、夢と希望と、ただいまの努力に目をむけるということです。それができるかできないか、それがまさに、運命の分水嶺です。これは自分が決意して、改めなければ変わりません。しがみついてきた古いものを捨てて、新しい良きものをつかみとるということです。これが引き寄せの法則の極意です。

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