主体的な意志を持つことが開運の鍵

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わたしたちの潜在意識は無限の可能性を秘めています

自分の人生の方向性がわからない、何をしたらいいのかわからない、という人がいます。自分のするべきことが思いつかないというのです。この状態では、ふりかかる運命にふりまわされます。羅針盤を持たず、海図を持たず、航海に出る船のごとく、運命という海の中に右往左往するかもしれません。

運を創るとは、立志発願するということです。誰でも、自分が望むことが必ずあるのですが、それが封印された状態になっていることがあります。幼児期の環境、その後の生育環境、特に二十歳までの生活環境の状態が自由な魂の発露を封じているのです。このことにまず、気づくことが大切です。これは、多くの人で多かれ少なかれ見られる状態です。

自分のブレーキを外す

自分で自分にある種の制限をかけていて、自分に限界を設けているのです。その制限、限界とは、自分が思い込みで作った、まったくの幻想に過ぎないものです。できると信じるならば、潜在意識は、そのための道筋を創造し、能力を高め、実現のための人の縁を結んでくれます。したがって、自分に設定された制限、限界を廃棄すること、自分に仕掛けられた封印を解き放つことが、人生の流れを変えていく鍵となります。静かに自分の意識を見つめると、意外な制限が、自分を縛っていることに気がつくかもしれません。その制限をとれば、もっと可能性が広がります。もっと、あなたは自由になれるでしょう。前世療法がそのきっかけになるかもしれません。それは人生がより幸せになり、より豊かになり、喜び多い、生きがいに満ちたものになるということです。誰にでも可能なことです。

開運するアファメーションの創り方

自分だけのオリジナルのアファメーションの創り方について解説します。例えば、こんな悩みがあったとします。「結婚できたとして幸せな家庭を築く自信がありません。」引き寄せの法則でも知られているように、自分が信じたとおりに運命がめぐってきます。レストランでオーダーした料理がやってくるごとくにです。上記のようにオーダーしている限り、そのとおりの結果しかでません。正しい注文の仕方はこうです。「私はすてきな男性と結婚して、幸せな結婚生活を送ることができます。子供にも恵まれます。ありがとうございます」このアファメーションを毎朝毎晩、自分に言い聞かせていくことで、潜在意識を変えていけます。次はこんな悩みの場合です。「結婚するより独身のままでいたほうが幸せなのではないかと思ってしまいます。経済的に苦しいし家事をこなせる自信がないです。」上記の料理の注文も間違っています。正しい注文の仕方をしていきましょう。

人は幸せになるために生まれてきた

「私は結婚することでいっそう幸せになれます。結婚するとお金にめぐまれて豊かに暮らせます。夫は家事が得意なので、何でも喜んで手伝ってくれます。毎日とても幸せです。」次の悩みはこのようなケースです。「以前の結婚生活は精神的に苦しい生活でした。再婚できたら、すぐに子供を授かりたいのですがそれも心配です。」これも正しいアファメーションの仕方はこうです。お祈りバージョンで書いてみましょう。「私がすてきな男性と結婚できるようにお守りくださり誠にありがとうございます。結婚したらすぐに子供が授かるようにお守り下さり誠にありがとうございます。幸せな家庭を築けるようにお守りくださり誠にありがとうございます。」このお祈りを毎朝毎晩してください。このように具体的に問題を自覚し、そこからアファメーションを創ったり、お祈りのセリフを考えるとよいのです。皆さんもそれぞれ実践して見て下さい。運を創るとは、立志発願するということです。誰でも、自分が望むことが必ずあるのですが、それが封印された状態になっていることがあります。

ソリューショントークで考えることで道が開ける

自分の抱える問題や苦しみ、悩みごとを言語化して、それについて語ることを、プロブレムトークといいます。これに対して、自分の理想や夢を明確化して、それへの道筋、方法、手段などを言語化して、それについて語ることをソリューショントークといいます。これはカウンセリングの考え方で使われる分類ですが、日常に役立つので今回ご紹介します。人は、プロブレムトークをしていると、負の感情に支配され、意欲が減衰して、無気力になります。一方、ソリューショントークをしていると、正の感情が沸いて、意欲が出てきます。そして気力充実して元気が出ます。これは誰かとの対話であっても、また、自問自答や独り言、自分への言い聞かせでも同じです。ふだんの日常の中で、ソリューショントークを増やすように意識することが大切です。

ソリューショントークとプロブレムトーク

プロブレムトークそのものは、問題の自覚や、進むべき方向性を見出すきっかけにもなるので、必要なこともあります(プロブレムとは問題という意味です)。しかし、一日中プロブレムトークばかりの状態になっていることが無気力やメンタル不全を助長していることは明らかです。負の面ばかりを見ていて、幸せな感情が沸くことはありえません。自分に関しても、他者に関しても、問題点、負の面ばかりを見つけ出し、ああでもないこうでもないと言っている状態がプロブレムトークです。これは、ようするに愚痴、不平不満、文句、ダメだし、泣き言ということです。潜在意識に対して有毒な言葉です。大切なことは、ソリューショントークに意識をむけていくことなのです。ソリューション (solution) の元の意味は「束縛から解放されたもの」です。日常の独り言、口ぐせ、自動的な思考を、しっかりとモニタリングして、ソリューショントークを増やすことを心がけていきましょう。これが幸福感を増して生きがいを感じ、自然治癒力を引き出し、良きものを引き寄せる極意です。

成功者の視点を自分にインストールする

潜在意識には恒常性維持機能があり、変わろうとすることで不安定になることから逃げようとします。本来は自分を守っている機能ですが、自己変革には邪魔になります。「できない理由探し」ではなく「どうしたらできるか」と思考すると、潜在意識はその答えを探し出し、道が開けます。できないことの正当化を思考すればするほど、次々にできない要因が見つかりできなくなるのです。逆に「どうすればできるか」自分なりに見つけ出す努力と工夫に意識が向けば、潜在意識の力をそのように動かせます。自己変革とは「成功者の視点を自分にインストールする」ということです。赤ちゃんは、両親や周囲の人を「モデリング」して、自分の中に取り込んで成長します。できあがった自我が何の問題もないものなら良いのですが、そうでなく、自己変革を必要とする場合には、そこから新たに、「幸福な人」や「自己実現した人」の思考様式を自分の中に取り込むことで、新しい自分を生み出すことが必要になります。

できない理由探しをやめよう

モデリングするときに出てくる障害が「できない理由探し」や「批判点探し」です。これにはまり込めば、モデリングが「素直に」できないため難渋するのです。モデリングはPCに新しいソフトをインストールするようなものです。「成功者の価値観を自分の価値観にする」ということです。自分がなくなってしまうのではないかと怖れるあまり、拒絶反応をおこすのですが、実際には、もとの自分そのものが、いわば思い込みの自分であって、自己の本質ではないのです。新しい思考を取り込んで成長するだけであって別人になるわけではありません。心とは自由であり融通無碍なものです。自分の状態はこうなんだというその観念のカセを外しましょう。それ自体が思い込みだったのだと宣言しましょう。悪しき自分を捨て、そこを離れて、新しい自分を創造することに意識をむけていきましょう。その第一歩が「わたしにはできる」と宣言することなのです。「できない理由探し」から、「わたしにはできる」へと、チャンネルを切り替えることで、まったく違った世界を見ることができます。

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