わずかの想念でも作用している

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想念とは思考や感情などの総称です。潜在意識の力を発揮するためには、ふと浮かんでくる想念にふりまわされないようにすることが大切です。浮かんでくるものではなく、自分で意識して、良い想念をどんどん独り言として出すようにします。心の中の独り言である想念の管理がどれほど重要なことであるか、理解できていない人は人生を好転するのに難儀します。

想念は現実を生み出していく

あなたが出す想念、それは確実に自他になんらかの作用を及ぼしているのです。このことにもっと真剣に意識を持つ必要があります。ちょっとした怒りや嘆きや悲嘆にくれる、泣きごと、自己価値を下げる言葉、愚痴や後悔、さげすみ、これらは、確実に、あなた自身と周囲に影響を与えています。運命を好転させ、自己実現し、自分が理想とする、すばらしい人生を創造するには、想念の不協和音を即刻、やめる必要があるのです。わずかな想念でもなんらかの作用をしているのです。明るく前向きで発展的で楽天的でないものは限りなくゼロにする努力が大切となります。
限りなくゼロにするのと、微々たるものでも残っているのとでは天地雲泥の差なのです。

絶対的に自分の幸せと開運を確信

その確信こそが、良い想念を生み出します。「神様が守ってるから絶対に大丈夫だ」というゆるぎない「信仰の徳」を養いましょう。そこができてくると、日常生活の微細な悪想念がだんだんと出てこなくなります。スピーディに人生好転の道に入るには、微細な悪想念を出さない自分を修練していくことです。その鍵となるのが「普遍的信仰心」です。何があっても「絶対によくなるんだ」と受け止め、「すべては神の試練であり、乗り越えられるんだ」と信じて前向きに取り組む心がけです。二刀流の剣豪、宮本武蔵の名言に、「我、事において後悔せず」という言葉があります。もし、このような信念で人生を歩んでいたら、その人の人生には、後悔する必要のないような、良いことばかりしか起こらなくなっていくのです。

迷いを断ち、全力を尽くす

一つの道を決断したら、その道で迷うことなく、これでいいのだと確信して、あらゆる迷いを断って、全力を尽くして没頭することです。家族の問題で悩んでいるなら、目の前にいる家族もまた「人類の中の一人」なんだと、大きな目で見つめてみましょう。物事に悩まず、迷わず、こうだと決断して、まっすぐに誠実に全力でそこに尽くしていけば、神仏の加護が現れるので、問題は解決していきます。これを天佑神助と呼びます。天佑神助がいつも授かるようになるためには、迷いを断ち切り、自分の進むべき道を確信して、全力で没我没頭することが大切です。没我没頭して、目の前のことに全力を尽くすように生きていくと、複雑にからみあったような厄介な状況も、やがては、もつれが解消して、すっきりと整っていくようになるはずです。すべてはより良くなるのだと確信し、現実的な努力に没頭していくことが大切です。

人に影響されて沈まないための防御法

想念の管理を習得するには、自分と他者の世界の線引きを上手にしなければなりません。モラハラ、パワハラ、暴言、嫌味、モンスター。否定的な言葉ばかりをぶつけてくる人。身近にそういう人がいると、確かに苦しみます。そんな時に大切なことは「境界線の引き方」です。自分と相手を同化しないように境界線を引いてください。相手の言葉をまっすぐに受け取るのをやめるようにしましょう。自分の想念は、自分で創造できます。他の人の言動にふりまわされず、自分の想念をいつも、理想の未来に照準をあてて、保ちましょう。あなた自身は、周囲がどうあろうとも、心の中に、絶望ではなく、希望を描き、その未来の幸せなイメージだけを心に掲げていましょう。他者が何を言動しても、それは、あなたを縛ることはできません。あなたが、まともに受け取ることで他者に縛られるのです。あなたには自分を否定する自由もありますが、同時に、自分を肯定する自由もあります。

否定も肯定も、自分の選択の問題

どちらを選ぶかは、自由意志にまかされています。想念を自分の管理下におくには、自分を肯定し、神様を信じ、良き未来を信じることをいつでも選び続けましょう。明るい気持ちでいることを選び続けましょう。心の中はあなたの自由なのです。誰にも支配することはできません。まわりにどんな嵐が吹き荒れても、あなたの心の中は、いつもお天気であっていいのです。人を慈愛で見る時も、同化しすぎないことが大切です。思いやること、気持を理解してあげることは大事でも、自分が引きずられてしまってはなりません。自分の心をいつでも天国の想念にしておきましょう。そうすれば、問題のある状況はどんどん改善されます。

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